頭に?(ハテナ)を浮かべる彼女。



…こうなったのは全部お前だからだっての。





「別に他の奴にあんなこと言われたって、ボールにはちゃんと気づくから。」



「あ、の…理解できない。」



「俺、来るなって言ったよ?」



「…ごめんなさい。」





応援されると絶対舞い上がって失敗するに決まってんだから。



好きな奴にダサいとこなんて見せたくなかった。





「終いにはこれだし。」




ポンポンっとボールが当たったところを手で叩く。