夏の名前





いたずらに時は過ぎ、バスのアナウンスが流れてきた。



もう一枚の切符は、右手に残ったまま。



そばの公衆電話で、もう一度かけてみる。



君の電話が繋がって、小さな声がした。



「相葉さん…?」



「ニノ!よかった、はやくしないと…」


「ごめん。」



「え?」



小さくてよく聞こえない。



いや、聞きたくなかったんだ…。




「ごめん。やっぱり無理です。」