夏の名前





―8月28日。


叔母さんにお礼を言うと、バス停に足を進めた。



もちろん、揃いで買ったスニーカーを履いてきた。



よく晴れた昼過ぎ。

涼しい風が穏やかに頬を撫でる。



知らず知らずのうちに、微笑んでいた。








バス停に着く。



まだ、ニノは来ていなかった。



(今日は俺が一番乗りか。)



とりあえず、荷物を地面におろした。