次の日の朝。 朝ご飯もそこそこに、俺は家を飛び出した。 昨日の場所へと急ぐ。 (ニノ、来てるかな…?) * 着くと、また頭上から声がした。 「ほんとに来たんですか…?」 ちょっと呆れたような表情。 「来ちゃった!」 思わずVサイン。 自分が一番乗りだと思っていたから、うれしかった。 「バカっぽい…。」 地面に降り立ったニノが呟いた。