[俺、響歌(きょうか)が好き] と手紙で響歌に渡した。 返事はいつもどうり、手紙で帰ってきた。 [本当に私でいいの?] 俺はすぐに頷いた。 響歌が俺に抱きつく。 聞こえないと分かっているのに、耳元で呟いた。 「好きだよ、響歌」