張り裂けそうな胸で家に帰った。 お母さんならその胸をぎゅっと温めてくれると思ったから。 元気のない私にお母さんはすぐ気がついた。 「どうしたの?なにかあった?」 すぐ紙に書いた。 【耳の事言われた】 とお母さんにいうと、 「そっか…。でも負けちゃだめだよ。お母さんも頑張るから、響歌も頑張って」 また【がんばれ】。 もうその言葉飽きたよ。