「んじゃ、橘。自己紹介よろしく。」 あたしはこくん、と頷いた。 「橘 美維です。よろしくお願いします。」 「これが寮の鍵であそこがお前の席だ。」 そう言った吠李くんから鍵を受け取り、あたしは席についた。 窓際の一番うしろとかまぢラッキー♪ 一人そんなことを考え、眠ろうとした瞬間、なにかに邪魔をされた。