「お茶でもしてく?その辺の喫茶店で。ちょっとのど渇いちゃった。」

「そうしますか?この辺で、イイとこ知ってるよ。」

これまでのいきさつの理由を説明していただかないとね。





「ここです!」

……良かった、普通の喫茶店で。なんか変な所に連れて行かれたらどうしようかと思った。れおが出かかっている関沢くんならやりかねない。

「私ミルクティー。アイスで。」

「じゃあおれはアイスコーヒーで。」

店のカドの2人掛けに座り、店員に二品注文する。

「で?一体どういったおつもりで?関沢くん。」

「…おれらさぁ。つきあってるってことでいんでしょう?なら…普通に名前呼び合いっこしない?」

……。