Welcome to☆椿荘

一朗の部屋は相変わらず
カットのデザイン画やウィックが並んでいた

力無くベットに座った一朗に
向かいあうようにして
デスクの椅子に座った

繁華街の裏路地で
袋打たきされていた所を
警察に保護された
一朗は顔はこの前よりも無残に
腫れあがり
洋服はボロボロだった

自慢のマッシュールームカットは
綿毛を飛ばそうとしてるタンポポのように
グシャグシャに盛り上がっている


「一朗。
黙ってちゃ分からないよ。全部話して。」

私の言葉に
一朗は
初めはためらっていたが
ゆっくりと話しだした