婦人警官に案内されたのは
「青少年課」
と看板がかかったフロアだった
散らばったデスクが並ぶなか
奥のソファーに一郎が見えた
「一郎!!」
私の声に一郎はびくっと肩を震わせ
振り向こうとはしなかった
「椿さんですか?」
思わずソファに駆け寄ろうとした私を
後ろから声が止めた
声に振り返ると
そこに立っていたのは
紺のスーツを着たどこか品のいい男だった
その男は
私の顔を見たとたんに微笑んだ
「やっぱり、椿だったか。」
「青少年課」
と看板がかかったフロアだった
散らばったデスクが並ぶなか
奥のソファーに一郎が見えた
「一郎!!」
私の声に一郎はびくっと肩を震わせ
振り向こうとはしなかった
「椿さんですか?」
思わずソファに駆け寄ろうとした私を
後ろから声が止めた
声に振り返ると
そこに立っていたのは
紺のスーツを着たどこか品のいい男だった
その男は
私の顔を見たとたんに微笑んだ
「やっぱり、椿だったか。」


