Welcome to☆椿荘

「はい。私が椿です。」

『実は今、そちらの寮生の山田一郎君を保護してます。
身元を引き受けに来てください。』

「は…?一郎が!?」

一気に全身が鳥肌立った

『はい。お待ちしております。』

一方的に切られる電話

私は受話器を乱暴において
すぐに着替えた

頭には鼓動がうるさく響く

ノーブランドのロンティーにダメージデニム
ボサボサの髪の毛を乱暴になでつけて
タクシーに駆け込んだ