Welcome to☆椿荘

あっという間に食べ終わった一郎は


俯いたまま黙り込んでしまった

私の様子をチラチラと伺っている


「食べ終わったなら、顔見せて。夜までに腫れが引けばいいけど…。」


さっきよりも
いくぶん腫れ上がった左瞼にタオルでくるんだ保冷剤を当て


口角は消毒してあげる


「イテッ…!」


小さく体を揺らした彼がなんだかとても幼く見えて

思わず微笑んでしまった