あっという間に食べ終わった一郎は
俯いたまま黙り込んでしまった
私の様子をチラチラと伺っている
「食べ終わったなら、顔見せて。夜までに腫れが引けばいいけど…。」
さっきよりも
いくぶん腫れ上がった左瞼にタオルでくるんだ保冷剤を当て
口角は消毒してあげる
「イテッ…!」
小さく体を揺らした彼がなんだかとても幼く見えて
思わず微笑んでしまった
俯いたまま黙り込んでしまった
私の様子をチラチラと伺っている
「食べ終わったなら、顔見せて。夜までに腫れが引けばいいけど…。」
さっきよりも
いくぶん腫れ上がった左瞼にタオルでくるんだ保冷剤を当て
口角は消毒してあげる
「イテッ…!」
小さく体を揺らした彼がなんだかとても幼く見えて
思わず微笑んでしまった


