Welcome to☆椿荘

はぁ…
自然に腕を組ながら
ため息が漏れた


「あんたね………
………!?」

きっちり外泊の理由を問い詰めてやろうと口を開いたとき


撫で付けていた前髪の奥が真っ黒になっているのに気がついた



「ちょと…その左目…!」

思わず手を伸ばすと
バシッ!!

一郎が私の手を払い除ける
その身体は強張り
私を警戒しているのがわかった