甘ったるい声で呼び掛けるが返事はない トントン! 「良ちゃん?いるんでしょ?」 今度は強めにドアを叩いた 私はただ傍観していた 親の溺愛などとよく聞いたが、目の前の光景は過剰なまでの執着にしか見えず 全身に嫌悪感が走った