あんなに空は高いのに
少年は涙を零す
あんなに空は青いのに
少年は夢を失う

少女は空に手を伸ばし
その高さに心を奪われ
少女は空に手を掲げ
その青さに夢を見る

少年は空を仰ぎ
光で涙が消えるだろう
少年は空を見上げ
少女の空に夢を託すだろう

少女には空があるように
少年には少女がいるように
誰もこの世界で一人にはなれない
だから涙を零すなら
誰かと共に流したい
誰かの為に流したい
悲しみは半分に
喜びは倍になる
涙を零したい


空は高くて青いから


僕らはなんて小さいのだろう