けれどもその夜のこと。 7時くらいだろうか。 真っ黒な窓から見下ろすと、子供たちが作った雪だるまがの隣に、もう一回りも大きな雪だるまを作っている人が見える。 突然こっちを見上げた、その人の顔は。 (俊介……!?) 彼によく似ていた。 気になってベッドから降りるとコートを着て松葉杖を取り、看護士さんに見つからないようにソロッと部屋を抜け出した。