チャイムが辺りに響く。
朝のSHRの始まりだ。
私は見渡す町中に向かって
息を吐いた。
また長い一日が始まる。

私は屋上のフェンスに寄りかかり
町中に背を向けた。


「退屈だ」


人生が。