ドアを開くと
とんでもないものを
見てしまった。

スキンヘッドが小柄な女子に
押し倒されていた。

私はそれを見て
不愉快な気分になった。

「屋上を汚すな」

ここは私の家でもあるので
たとえKYと言われようとも
屋上から出ていく気はなかった。

指定の位置に座り
チョコをむさぼる。

「誤解だ」

スキンヘッドが叫び
女子を突き飛ばした。

「きゃっ」

と女らしい声が聞こえる。