それからスキンヘッドは
毎日、屋上に現れた。

時々、瀕死状態に
なった体を連れて。

私は気にせず
折り紙を折ったり
教科書を読んだり
スキンヘッドには興味を
向けなかった。

というか好奇心は
最初に会ったあの一日で
薄れた。

新鮮などすぐに消えてしまうからさ。