「……大体、勉強しないで2時間も何するんですか。」 あたしの質問に、先生は妖艶な笑みを見せた。 …え? ガタリ、と音を立てて先生が立ち上がった。 思わずのけぞるようにあたしの体は離れる。 こ、怖い。 先生は覆い被さるように私を見下ろす。 え、ええ!? 「…勉強以外のこと、俺としよ?」 優しく色っぽい声音で、先生が言う。 「べべべべ、勉強以外って……!?」 「決まってるじゃん。」 少し間があいて、先生がニヘラと笑った。 「おはなしとか。」 一気にお花が飛んだように思う。