「もう本当に時間だから。夜の仕込みにもいかなくちゃならない。」 仕事の話には弱いんだよ…。 ゆっくり目をあける。 「茉莉、目が腫れてる。ごめんな」 「謝らなくていいよ」 むくりと身体を起こして シャワールームに向かう。 鏡で自分の顔を見るとこりゃひどい… あたしはいつ泣いてるんだろう。 午後2時。チェックアウトギリギリでホテルを出てチロの車に乗り込む。