この街と死んだ


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朝焼けが眩しいのが解る。

目が覚めてるのも解ってる。
解ってるけど開けたくない。

あけたらそこには現実しかないもの。

「茉莉、おはよう。」

「…」

「時間だよ。起きて。」

―起こさないで!

「茉莉…」

もうチロは気付いている。
あたしが朝起きるとき
ギリギリまで寝たふりをするのを。