愛しい


「ね、君」

しらないクルクルパーマ男。
笑顔でこっちをみてる。キモい。

「誰?」

「よくきてるよね、この店」

ずっとニヤニヤしてる。
なんなのこいつ。

「それが、何か問題でも?」

「来ていつも1人だから何してるのかなって思って」

気持ちわる。見られてたんだあたし。

「人」

あ。あたしも人のこと見てる。
こいつに気持ち悪いなんて言えないな。

「そうなんだ。じゃあ暇だね。あのさ、よかったら今からアトリエに来ない?」

「…アトリエ?」

絵を描いたり、創作活動する所?
「そう。アトリエ来てみない?」
あたしは無意識に頷いてた。

なんとなく面白そうな予感がしたから。