―次の日―
学校への道を歩いた。
すると…
「おはーっ、あっずちん♪」
今日も一段とメイクに気合いの入った和が私を呼んだ。
「おはよ」
私は和と並んで学校に向かった。
「ねぇ、あずちん?あずちんって何で転校してきたの??」
「え…―」
ドクン…ドクン…
心臓が嫌に波打つ。
どうしよう…言った方がいいかな?
言っても大丈夫かな…?
「ん、どしたの??あずちん」
…大丈夫。
「えっと…」
和になら言っても平気だよ。
きっと分かってくれる。
「よー、2人揃ってんなぁ♪」
「奏陏…」
そうだ…奏陏もきっと、分かってくれるだろう。
最初会った時に、和と同じ雰囲気を持ってたから。
「あ…のね、私のお父さん…人を殺したの。そのせいでお母さんはしんじゃって…私は学校で責められたんだ…―」
俯いた顔を恐る恐る上げる。
そこには…

