なんで…―

なんで私が責められなきゃならないの??


―放課後―

「ただいま…」


落ち込んだ気持ちのまま家に帰ると、鍵は開いているのにお母さんがいない。

「あれ…お母さん?」

不思議に思って私はベランダを確認しようと扉を開けた。


ガラッ


「洗濯物干してるのかな??お母さーん?」

しかし、ベランダにもいない。

「どこいったんだろ…」


ふぅ…と息を吐き、ベランダの柵に頬杖をついた。


「ん…?」

下が何やら騒がしい。

「…!?」


下には…


あり得ない方向に手足が曲がった、血まみれのお母さん。

「お…お母さん…!?」


私は後退りをした。

ガタッ


そして、ベランダとリビングの境の段差につまづき尻餅をついた。


「い、いや…キャアァーッ」

私はどうしていいか、分からず発狂した。