「「あのさっ…」」


声が重なる。


「あ…陸から言って?」
「うん」

陸は頷いてから、口を開いた。


「僕たちさ…1年前みたいに、戻れないかな??ていうか、戻りたいんだ郁と。」

え…―

「私も…私も今それ言おうと思ってたの!」


嬉しい…!!


すると、陸は柔らかく笑った。

「陸っ!!」


私はそんな陸に抱きついた。

また、2人で。


〜続編に続く〜