次の日


私は真実を確かめるため、陸のいる町へ来た。

今まで、怖くていけなかった陸の家。


今なら…勇気を出して、行ける気がするんだ。


「まぶし…」

照りつける太陽の光に目を細める。


少し歩くと、陸の家に着いた。


「…変わってない」


標識は陸の苗字のまま。

陸の家は、昔と何も変わらないまま綺麗な一軒家だった。


…ピンポーン


恐る恐る、インターホンを押す。


インターホンからは、返事はない。

いないのかな…


カラッ…