キーンコーン

私、山奈 亜衣（ﾔﾏﾅ ｱｲ）。


今、大嫌いな高校に来たとこ。

私が高校が大嫌いな理由。

それは…―


「フフッ」
「来た来た」
「どんな顔すっかな、楽しみー」


いじめ。


私はいじめられている。

そして、今日もいつものいじめっ子3人組が話している。


中内 沙也加（ﾅｶｳﾁ ｻﾔｶ）

谷田 るい（ﾀﾆﾀﾞ ﾙｲ）

岸川 花菜（ｷｼﾀﾆ ｶﾅ）


また、何かをしかけられたみたいだ。

机の中を見てみると…


汚い1冊のノートがあった。

この間、なくしたやつだ。


中を見てみた。

パラ…―


中には…

《死ね》《ウザい》《ブス》《消えろ》

などの数々の中傷の文字が書かれていた。


こうゆういじめはいつもの事。

もう、だいぶ慣れてきたかも。


ってか、あの3人組が哀れに思えてきた。


「はあ…」

私はため息をつき、席についた。