梓猫's Short Story



《俺の名前はもう分かった筈》

いきなりタメ語になってる。

まあ、それはあまり気にしない。


同じ年かもしれないし。


てか…

《いや、分かんないから》

顔も見た事ない奴が分かるわけない。


《じゃあヒント。今、美由香はカラオケにいる。》


…なぜ知ってる。


しかも、名前まで。


…あ。

て事は…


アタシは周りを見回す。

《…分かった》


ケータイをいじっているのはアタシと…

あと、1人。


…廉太だけ。


「あの…」

アタシは勇気を出して、廉太に話しかける。