「お、可愛い」
「っ…」

アタシはまた、顔を突っ伏そうとする。

が。


純に腕をつかまれてしまった。

「オレは嬉しいよ?玲乃が照れてくれて」
「…でも」
「もっと見せてよ」
「…じゃあ、もっと夢中にさせて」
「了解」


純は生徒がたくさんいる教室で…

昨日と同じような、濃厚なキスをした。


アタシは、やっと夢中になれる人に出会えたんだ。



―End―