次の日

「はろー。玲乃ちん。」
「…」
「あれー?玲乃??」


アタシは机に突っ伏したまま、純の声をムシする。


「玲ー乃ー」
「…」

アタシの頭をグリグリする純。

「ま、まさか…死…」
「死んでない」

アタシは突っ伏した状態で純のシャツをつかむ。


「じゃあ、なんで黙ってるの!」
「…今、すごく顔赤いから」
「いいよ。見せてよ」


絶対。

今、純は意地悪な顔してる。


「…ヤダ。」
「いいじゃん。見せてよ。オレに夢中になってる顔…昨日みたいな」
「なっ…」

アタシは思わず、ガバッと顔を上げる。