夢を見た。









どこかの国の










どこかの飛行機が




















墜落する、夢を……。













私は、まるで鳥のように空を飛んでいて





あの丸っぽい窓から、飛行機を覗いていた。










おじさんや子供、綺麗なお姉さん。





肌の黒い人、白い人。







色々な人がいた。











そしてその中に、




















漆黒の髪をした

男の子がいた。
















鳥である私は、その子から目が離せなくて





機体の翼が片方無いことに気づかなかったから







あなたを、救えなかった。
















大きく揺れる機体。





吹き飛ばされる乗客。










その中に
















蓮、









あなたが、いた。












落ちていくあなたの体を支えようにも







……間に合わなくて



















自分の翼を精一杯動かしても









あなたには、届かない。










間に合わない。





間に合わない間に合わない間に合わない!!











「―――蓮!!」









鳥のままで、あなたの名前を呼ぶと











落ちていくあなたが





小さく












ふわりと、笑った気がした……。



















『あなたの声』