―――はぁ…晴也帰って来ないかなぁ…


雛姫のナイトであり、キングの晴也は…

4時間目の授業(国語)の先生が気に入らないため、屋上にて睡眠中。しかも爆睡。

と、思ったら教室の前のドアが力強く開け放たれる。


「ただぁいまぁ♪雛姫っ!」


いつもより着崩された格好のまま、雛姫のそばへ寄る。

ぱっ。と優月の腕から離れる。


「おかえりなさぁい♪」