雛姫が来て一週間。


いつもより…教室がざわついている。


「いやぁ~!
あの女遊び好きの晴也の彼女ちゃんだもんね~
どんなゴリラかと思ったら…
こーんなかわいいお姫様だったなんてねーw」


綺麗に髪の毛がふわふわしている、
直人の彼女…上原優月が雛姫に抱きつく。


「…はう…///はずかしーです…」


真っ赤になった顔を両手で覆う。


隣にいた恵もケータイ片手に、雛姫の頭をなでる。