「あ!晴也見てみて!! 『くま子ちゃん』だよ!!」 いきなりテンションがあがった雛姫の 目の前には、クレーンゲーム。 その中にいるのが『くま次郎』の彼女だった。 ―――前、くま次郎とってあげたっけ。 「晴也ぁ~!お願い!! くま子ちゃんとって!だめかなぁ…?」 うるうるした目。 ―――上目遣いで見てくんなぁ!!