「ホント物騒な世の中だなぁ。
こーんな可愛い雛姫襲うなんて…
舐めてんのかな?」

―――そんなこと…無いと思うよ…?


さらに握られる手がぎゅうっと強くなる。

「なんにせよ、雛姫にケガ無くてよかった。
大変だもんなぁ…可愛い雛姫の顔に傷ついたら…
つけた奴殺しちゃうよw」

さっきから、自分の彼女のことを
語るように喋っている。


―――…やだな…