「確か…雛姫ちゃんだっけぇ?お姫サマっぽい!」 あ…。 いつの間にか…体がぶつかるぐらい近くなってるではないか。 クリーム色の少年がずいっと顔を近づけてくる。 晴也以外にそこまで接近されたことがない雛姫にとっては、 そうとうなカルチャーショックだろう。 思わず眼をそらす。 「こら!涼!あんま近づくと…見つかった時に言い訳できないって!!」 黒髪の少年に言われると…すんなり涼は一歩下がった。