怒れる鬼神が…今にも一人の人間を 殺そうと… 「ちょっと待ってよう!!!」 ドサッッ 真ん中に居た、雛姫が… 頭に血が上りきった晴也を押し倒した。 華奢な体が鬼神に降りかかる。 「…っ雛姫…?」 戸惑う。めちゃくちゃ戸惑う。 何せ、こんなことできる奴じゃないから。 「別に…晴也のこと…嫌いじゃないもん…」