晴也の腕の中で、雛姫は思った。 ―――だからやっぱり… 晴也は私のこと…「妹」としか 思ってないんだよね… この同居で、何も変わらなかったら… 晴也のこと…あきらめよう… 雛姫の心のなかで、大きな思いが咲いた。 小さな世界で、とても大きな思いが。 ◇