◇ 寝坊して…突っ走ってきたと思ったら… 「なんだ…音羽と涼じゃん?」 晴也の一言で周囲が固まる。 ずかずかと近づいて…音羽の持っていた茶封筒を取り上げる。 「あ・・・!ちょっ・・・!!」 音羽の表情が一気に凍る。 まるで蛇ににらまれた鼠のように。 「あれぇ~?なにやっちゃってんのー?」 徐々に追い詰めていく。 涼も動揺してきた。