力を振り絞って両腕を降り解こうとする。 自分のせいで晴也に迷惑かけたくない…! そう思い、逃げようとする。 が――― 「おおっと! いけないお姫様だなあw逃げちゃだーめ!」 「ね、音羽!ちょっと悪戯しちゃおっか♪」 ―――なんかされちゃうの…!?やだよっ… 恐怖、の文字が体中を一気に回った。 「ちょっと…まっ…むぐっ!」 音羽の右手が雛姫の口を塞いだ。