話によると。


『暑いよねー!』

『ホント!!あ~イライラする!!』

『もうちょっとの我慢だよ』

的なことを話していた私と湊


チラッと横を見ると具合が悪そうな人が

深く帽子を被っているので顔は分からない

大丈夫かな?

そう思った心優しい(←言い過ぎました)私が持っていたハンカチを濡らしその人のもとへ



『大丈夫?』

『は?誰に声かけとるか分かってんのんか?』

『あははっ何いってるの?今日暑いよね』

そういってハンカチを渡す

『なんじゃ』

『それで頭でも冷やしたら?』

『・・・は?』

『それじゃあね』



といって私は去っていった