気がつけば外は真っ暗

帰りは黒い車に無理矢理乗せられた

家に入ると幸せそうな家族の笑顔

私は笑顔でただいまと言った



お風呂に入りパンッと頬を叩く


ダメだ。

正気を戻せ私。



私が好きなのは多田羅くん!!

そう胸に言い聞かせた

ヤクザの彼女なんてとんでもない

将来ヤクザの奥さんなんて絶対イヤ!!

私はフツーの幸せが欲しいの!



でも家族の笑顔を見ると・・・

ってか元々はお父さんが悪いんだしな・・・



そうだよ、

お父さんが悪い!!!



私はそう納得した