「笑うことないじゃん~ 本当のことなんだから。」とふて腐れる中村君。 小さい子供みたいだった。 「そういえばさ、杏果ちゃんはどうしてココに来たの?」 『嫌な事があったから。』 「そうなんだ。 実は、僕もなんだよね。」 『中村君は、何があったの?』 「今度は、杏果ちゃんの番だよ!」 ...お母さんが自殺未遂したなんて言えないよ。