「ねぇ、きょ~う~か~ちゃ~ん。」 後ろから、そんな声が聞こえてきた。 『なんですか?』 「僕、友達いないからさ、話相手になってよ。」 『友達になってくれる人なんて、そこら辺にたくさん居るじゃないですか。』 「まぁ、いいじゃん。」 『まぁ、いいじゃんって... あなたのルックスなら、友達なんてたくさんできるでしょ。』 「僕は、表面だけの友達なんていらない。」 中村君が一瞬真剣な顔になった...