驚いて、呆気に取られたような両親の顔。 けれど、二湖の決意は変わらない。 何かが。 誰かが。 自分を待っているような不思議な感覚。 日本で成し遂げなければいけないことがある。 そんな気がしてならない。 そして数日後。 二湖は本当に日本へと旅立った。