「だから、ちゃんと
修と話して?
あたしからもお願い。」
「…できません」
「どうして?」
「キョーちゃんを支えたいから。」
「優梨ちゃんは本当に
それでいいの?」
「キョーちゃんはあたしが
辛い時、いつも側にいてくれました。
だから次はあたしが
キョーちゃんの側にいて
支えになるんです。」
「…そう。
優梨ちゃんの気持ちはわかった。
ごめんね、ムキになっちゃって。」
「いいんです、
本当にありがとうございました。」
「うん、じゃぁあたしは
明日大阪に帰るから。」
「はい、鈴夏さん
ありがとうございました。
また遊びに来てください。」
「うん、じゃぁまたね」
鈴夏さんは
ニッコリ笑って手を降った。

