だって君が好きだから。



クレープを一緒にわけっこして



買い物をして



キョーちゃんがバイトの
時間だから駅で別れる。




「家まで送ってやれなくて
本当にごめんな!」




「いいよいいよ。
バイト頑張ってね!」




「うん、ありがと。
マジで気をつけて帰ってな。」




「うん、大丈夫だよ♪」




「じゃぁ、バイバイ」




「うん、バイバイ」




キョーちゃんは
あたしに背を向けて歩きだした。




っと思ったらすぐに
くるっと回って戻ってきた。




「忘れてた」




そう言ってあたしの頬に
優しくキスをした。




「キョーちゃん。
…恥ずかしいよぉ。」




「優梨が可愛いから。
…じゃぁ本当にバイバイ」




「うん、バイバイ」




キョーちゃんは
笑顔で手を降って行ってしまった。




バイバイのチューだ。
キョーちゃんは頬って
気を使ってくれてるのかな?



あたし、全然いいのにな。