修といると楽しいし
落ち着くんだけど
こんなふうにドキドキが
とまらなくなるんだ。




「あぁ、もうこんな時間。
優梨それ食べたら帰ろっか」





「…うん、わかった」




本当は、嫌だけど。
もっと一緒にいたいのに。



「……やっぱり、
もっと一緒にいたいな」





あたしがうつ向いてそう言うと




「俺も一緒だよ。
でも優梨ん家大丈夫?」




「連絡しとくよ。」





「どこ行こっか!
でもこの時間じゃどこも
閉まってるよなぁ…。」


ポツポツ




雨が降ってきた。
天気予報では晴れだったのに。




「雨ふってきたし
とりあえず俺ん家くる?」



「うん。」




そう言えば、キョーちゃんが
修はひとり暮らしみたいなもんだ
って言ってたよね?
あたし、まだ一回も修の家に
行ったことないや。




「家帰ったらとりあえず
お風呂入ろっか、
これじゃぁ風邪ひくし。」




「…あたしは、いいよ。」




「ダメダメ、優梨は
すぐに風邪ひくから
絶対に入らないと!」





「うん、わかった。」