―――――ドキン…



心臓が、今までにないくらい跳ね上がる。


これは何に対してのドキドキ?



1人で考えていると、涼君の手が、あたしの頬に触れた。



「っ…………///」



「顔赤いよ?」



あぁ、そうか。

分かっちゃった…



「涼君が…」


そうだったんだ。


「俺が何?」



自分で可能性を否定してたから。







「……………す、き…?//」



気付かなかったあたしはバカだ。